何度かは黄色い花弁の色が見えかけては、雪のため、またしても弁柄色のオーバーに身をしっかりとくるんでいた。
ここ数日の雨と少しの太陽とで、すこし薄着になってきた。
もういいかい?
まあだだよー。
もういいかい?
何度繰り返してきたのだろう?
見てる方も気が気ではない。
近所でロウバイをみたことないので、咲くのか咲かずに蕾のまま落ちてしまうのではないかと、不安だった。
それが、やっとここまで。
よく耐えてくれた。
人を狼狽させるからロウバイというのではないだろうに。
蝋梅、臘梅と書いてロウバイ。
ロウソク(蝋燭)のような光沢と甘い薫りを早く楽しみたいものだ。