忙中、閑あり。苦中、楽あり。死中、活あり。壺中、天あり。意中、人あり。腹中、書あり。
とんなに忙しい中にもほっとする一瞬は必要であり、どんなに苦しい状況の中にも楽しみを見出ださなければなりません。絶体絶命の危機であっても死ぬ気でやれば必ず道は開けるものであり、自分の世界を明確に持っておかなければなりません。心には常に尊敬する師をもち、腹には自分の哲学をもっておかなければなりません。
安岡正篤『六中観(りくちゅうかん)』
女子駅伝、野球などで知られる岡山県南西部にある興譲館高校では論語の授業に力を入れている。
忙中、閑ありはよく耳にするが、そのあとはよく知らなかった。