10月の読書記録

2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2863ページ
ナイス数:61ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/171956/matome?invite_id=171956

■禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本
禅語を交えながら人としての美しい所作のあり方を解いている。心が所作に現れてくるという。人が気持ちよく過ごせるように心がける。亡己利他(もうこりた)。ひとつでも続けることによって美しくなれる。腹式呼吸については今心がけていることだったので、少しは姿がよくなれるかもしれない。
読了日:10月31日 著者:枡野 俊明
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23371750

■まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)
便利屋さんの話。タダではないようだが、いくらもらってるの?って思う。いろんな仕事を受けていくが、時間でいくらというだけでは割に合わない。それも行天が来てから一層。互いに家族と別れたこと、多田は行天との過去の経緯、これらをやり直すことはできないが、人に幸せを感じてもらうことによって自らの幸せを見出そうとする姿に感動。行天さん、あまり多田さんを仰天させるようなことばかりしないでよ。
読了日:10月30日 著者:三浦 しをん
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23329354

■解
学生時代に小説家と政治家を目指した2人。新聞記者から作家になる困難さ。政治家の金の大切さ。現代の20年ほどを投影しながら、この政治家はあの人?なんて思いながら読んでしまった。クリーンと思われていた政治家なのだが、スタートが汚れていた。最後の解がどう導かれるのか、楽しみに読めた。
読了日:10月26日 著者:堂場 瞬一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23233495

■さよならクリストファー・ロビン
書き出しに、「ずっとむかし、ぼくたちはみんな、誰かが書いたお話の中に住んでいて、ほんとうは存在しないのだ、といううわさが流れた。」と。作品の中に、昔話、童話、アニメなどいろんな物が出てくる。???何だろう?「お伽草紙」のなかの、ぼくとパパのやりとり、「死んだらどうなるの?」「赤ちゃんに戻るの」はよかった。一体私って何なのだろう。私の中に生きている浦島太郎や鉄腕アトムとは違うのだが、そんな話のパーツが組み合わさって私が成り立ってるのだろうか?
読了日:10月20日 著者:高橋 源一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23071845

■日曜日の夕刊
12の短篇集。どれもちょっと切なく、心温まる話。中でも、「後藤を待ちながら」は中学校時代にみんなにいじめられ自殺未遂後、転校していったゴッちゃんが同窓会に来るという。みんな落ち着かないが、武史は、今我が子陽司がイジメられ学校に行けなくなって初めて過去を振り返る。会場内の子どもと遊んでいた陽司は鬼ごっこで追い詰められずぶ濡れに。それに気づいたゴッちゃんが、親切に手当し、陽司の父親を懐かしみながら会場には顔を出さず帰っていく。いじめたことが深く心に残っているさまが描かれる。自分の心は騙せないよね。「卒業ホーム
読了日:10月14日 著者:重松 清
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22912595

■カラフル
何かまずいことをして亡くなった魂がプラプラのガイドの元、復活へのチャンスを与えられた話。その中で、人は様々でカラフル、同じ人でもその時々でいろんな色合いを見せる。何かで自分を開放できることの素晴らしさ、過去に囚われずに生活することによって未来も拓ける。昨日と今日は、続いてはいない別のものだから、過去に囚われずに生きよう。誰もが誰かをちょっとずつ誤解したりされたりしながら生きている、さびしいことだが、だからうまくいく場合もあると。このカラフルな世の中に自分の色がどんなものかわからないが、混ぜ込みながら生きて
読了日:10月12日 著者:森 絵都
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22867601

■二重生活
白石珠はボードリヤールの「他者の後をつけること、自分を他者と置き換えること・・・それは一個の目的となりうる」という文に共感し、実行に移す。その中で近所の人の意外な面を知ってしまう。それとともに自分を振り返って、同棲中の卓也が、仕事と言いながら年上の女性と浮気をしているのではないかと疑心暗鬼になってしまう。妄想が膨らんで不安に。他人に自分を曝け出せる人もないだろう。人のことを知りたいと思う反面、人に知られたくない自分もいる。二重生活をみんなどこかの部分でしてるんだろうね。
読了日:10月8日 著者:小池 真理子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22774471

■死命
連続女性殺人事件を起こす榊信一。彼をそうさせるのはなぜか、しだいに明らかになっていく。事件を追う刑事の蒼井凌。ともに自分の命を賭けて目的達成をしようとしている。どちらが先になるのか。事件がどう解決を迎えるのか、家族とのつながり、愛する人との出会いと別れ、生きることの意味、いろいろ考えさせられた。最後は、泣けてきた。必死に生きて人を愛し大切な存在を遺すことができた。それでもう十分だ。澄乃さんは無念だったろうな。
読了日:10月7日 著者:薬丸 岳
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22740892

■阪急電車
最近では珍しく2度目を読む。電車の中でよく見かけそうな登場人物たち。ウェディングドレスの人はまず見ないだろうが。様々な人をウォッチングしたくなる。温かい人とのつながりで人生が変わったり、変えてあげる事ができたらいいだろうなと思う。幸せな気分になれた。
読了日:10月6日 著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22709768

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