「地域再生〜住民による村づくり」と題しての講演会が新庄村ふるさと文化祭「生涯学習推進大会」の中で行われた。講師は鹿児島県串良町柳谷公民館長 豊重哲郎さんです。
以下はその時のメモ書きなので不正確・不十分とは思いつつも参考になる言葉がたくさんあるのでここに掲載しておく。
鰻の養殖もされてきた。ヘルプアイ創設。うなぎエキス。
人口300人の集落の公民館長。74歳。
やねだん。
20年間のテレビ映像。放棄地をサマイモ畑に。焼酎のブランド「やねだん」まで作る。若者のちからも結集
アーティストも集まってくる。
人材創世塾。
村の医療費は平均の6割以下。
韓国でもテレビ放映。
韓国ゴルフクラブ第1の企業がやねだんを取り入れた居酒屋をつくる。
自分が動かないと人は動かない。
集落300世帯の人の名前をすべてフルネームで言える。
行政に頼らない集落づくり。自主財源を作る。6次産業的なブランドづくり。
休耕地を利用しさつまいも。3−4年は人を本気にさせるまでが大変だった。自ら耕作。
地域づくりには補欠はいない。
焼酎「やねだん」は15年前の5倍。
石破大臣も日本一のモデルと絶賛。
29歳でUターンし、ウナギ事業をするが3000万の借金。なんとか返済し鰻も好調。54歳。
まちひとそうせいの視察として地方創生大臣石破も感動。
300人の村で500頭の牛、3000頭の豚。
教育文化づくり。
会費制では地域づくりは限度がある。
高齢者を生きた福祉として地域に出てもらう。
8割の人が自分たちのことだと認識すること。
人の名前を呼んであげる。半径100mの人の顔を覚え名前で呼んであげる。
家族での基本は名前で呼ぶことに。
地域づくりは笑顔にならなかったら楽しくない。
イベントだけでは地域づくりはできない。
人数の少ないところでできるのは名前をよべること。感謝の言葉も出てくる。
フルネーム、笑顔、快話
目配り、気配り、心配り。
円満な輪
補欠はいないという部活指導。村作りも一緒。立つ位置を変える。
企業会計原則
感動と感謝
高齢者部(わくわくクラブ)、青少年育成部、婦人部・壮年部、文化部、畜産部、事業部。
これに全ての人が所属する。
人口の分布をグラフにして全戸に配布する。320人でスタートし
グラフを見ることによって、これからを考える。
自分を送ってくれるのは誰か?地域にお世話になるしかない。
高齢者が子供に話聞かせることで高齢者づくりにも生かす。
地域でできることをやっていく。
5歳以下の未就学児が9人に増えてきた。
空き家を整備して芸術家を招いている。空き家が1年中、ギャラリーになっている。アーティストの仕事ぶりを人にも見せる。
空き家をただで借りて「やねだん」では迎賓館としている。8号館までできている。地域の人で改修してきた。
畜産部では土着菌開発に力を入れている。
焼酎「やねだん」は地域名だから売れる。
6年前から韓国から交流。唐辛子栽培。韓国では唐辛子を小さいうちから食べているからメタボがいない。唐辛子はイノシシ・猿の被害にも合わない。
土作りには微生物が必要。ミミズのいるところでいい作物ができる。ミミズの糞は皆丸い。1年間でペットボトル2リットル15本分出している。ミネラルも多い。丸いから隙間もあり根が入り込みやすい。
爺ちゃんばあちゃんを学園に入れて学ばせる。悪い子もいなくなる。
こんなことを3−5年かけてやってみる。
集落の人たちでボランティアで地域おこし、公園を作る。高校生が動き祖父母が動く。補助金頼らぬ地域おこし。資金は唐芋でつくる。
1町歩のからいもうえ3時間で終了。
子供の発達。
0−7 感覚・意志力
8−14歳 感情を育む
15ー20歳 思考力・判断力ー親へのメッセージ発信
これが地域活動
サンセットウォーキングー高校生が小さい子を見守って。
てらこやーわからないところを見つける。収益の一部を謝礼として使い先生の指導を受ける。
収益金で介護カーも購入して配布している。
地域再生リーダーへの一言提言
優れた人材は社会の財産。
慌てるな急ぐな近道するなー土台づくり
ヒーローでなくていい、黒子でいい。
感動と感謝。目配り・気配り・心配り
地域はやっぱり笑わないと
ビジネス感覚と地域経営学を共有し情熱で人を動かす
地域活性化には行政依存がまだまだ必要であり、行政に大いなるエールを贈りたい。
集落で死者を送り葬儀代もただ、香典もしない。地域で墓を守る
健常者だけが公民館に集まるのではなくサロンにし、葬儀場にし、レクレーション場にする。
家の無くなった人にも公民館を宿泊施設にもして、みんなが集まれるように。
楽しみましょう。やってやれないことはない。