たったひとつの扉からいろいろなものが取り出せることを私は知っていた。宮下 奈都著『スコーレNo .4』

書き出し部分
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薄暗い穴倉のようなところから空を見上げている。丸く切り取られた空が光る。瞬きのたびに、瞼の裏に光の文様が浮かぶ。ネガフィルムのように反転した景色と、湿った土の匂い。私の最初の記憶だ。
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この文章に引き付けられた。
主人公の津川麻子は骨董屋の三姉妹の長女。
英語が取り柄だが、自分に自信が持てない。貿易会社に就職したが、輸入靴店に出向。二年後会社に戻り、イタリアへの買い付け出張。楽しさを知る。最終部分。

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いろんな引き出しが必要だから雑食でなければならないのだと上司に諭されたとき、私は反論できなかった。今なら、違うとはっきり言える。たったひとつの扉からいろいろなものが取り出せることを私は知っていた。
どうしても忘れられないもの、拘ってしまうもの、深く愛してしまうもの。そういうものこそが扉になる。広く浅くでは見つけられなかったものを、捕まえることができる。いいことも、悪いことも、涙が出そうなくらいうれしいことも、切ないことも、扉の向こうの深いところでつながっている。
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(宮下奈都著『スコーレNo.4』2007.1.25初版第1刷。2007.5.30第2刷)

初めての作家の小説。いいものに出合えた。

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WoordPress のSubscribe 2プラグインを削除、再インストールで6.5にバージョ ンアップして二重配信が解決

以前にGoogle Analytics プラグインを削除して携帯メールからの投稿が配信できるようになったことをここに書いた。
ここで利用しているWoordPress の和顔愛語パート2では、同様なことをしても二重配信が解決しなかった。Subscribe 2を6.5にバージョンアップしてみたが変わらず。
さらに思いきって、プラグイン画面からSubscribe 2のバージョン6.4を削除。続いて6.5を再インストールした。 このような操作してもメルマガ登録しているメールアドレスなどは失うことはなかった。ただ配信を受ける内容などはリセットされているので再チェックが必要。これで二重配信が解決した。

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クルミで携帯ストラップを作ってみました!

DSC_1376.JPG

クルミを切ってみると現れる形がみんな異なっていて、面白い。携帯ストラップにしてみました。クルミの部屋は大きなところがあったり小さなところがあったり、さまざま。
刀の鍔のようにも見える。

携帯メールからの投稿がメルマガ読者に配信されなかったことが、Google Analy tics for WoordPressというプラグインを削除することで解決された

WoordPress でsubscribe2のプラグインをKtai Entry やKtai Style とともに利用していたのだが、PC から投稿すればメルマガ読者に配信されるのだが、携帯から投稿しても配信されなかった。5分以上経過しても、あるいはそのサイトにアクセスしても。
同じように2つのサイトで構築してきていたのに、一方でできて他方でできない。不思議に思っていた。
それが、以前にもあるプラグインを削除したら作動し始めたプラグインがあったことを思いだし、もう一度サイトに必要でないものを検討し直した。
そこでタイトルのGoogle Analytics for WoordPress のプラグインを削除してみた。すると、携帯からメールで投稿したものがサイトに掲載され、メルマガ読者に配信されることを確認できた。

写真家森本二太郎さん、日の丸写真について「撮影者の意図がそこにあるのなら 、否定されがちな日の丸写真になってもよいのではないか」と。

新庄写真塾の夜の会で塾の会員と新庄村内の飛び入り参加者に話してくださる。日常をカメラで撮影することにより意味を持ってくる、露出やホワイトバランスもゆとりがあれば積極的に操作してみよう、などの指摘も受けました。

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心が一つでも三つでも、・・・・

wagencan

心が一つでも三つでも、「芯(しん)」や「蕊(しべ)」は「くさかんむり(艸)」。「窓」は「心」なくあいた「穴」。 「必」ず「慈愛」のなかで「心」、「愉快」に「悩」む「りっしんべん」、「恭」しく「慕」う「したごころ」

11月1日 23時15分 twiccaから

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黄金特急、読了

主人公大倉篤が、IT会社を起業し、株式市場で他社の買収、テレビ、ラジオ局への介入へと進むうちに、官僚、旧放送利権などの妨害を受け検察介入の事態に。
「まだまだ、闘いは終わらない。全ては序章・・・・・・。これからが真に自分の闘いが始まる。黄金の都へと向かう自分たちの特急列車は、いまホームを離れたばかりなのだ。・・・篤は強くそう信じていた。」

久間十義(ひさまじゅうぎ)著
実業之日本社発行
初版第1刷 2011年8月25日
479ページ 2段組

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