落葉広葉樹に寄生する常緑小低木のヤドリギ。「寄生木」と漢字で書く。普通2股の分枝を繰り返してこんもりと丸く茂るという。葉は対生。花期は2〜3月。枝先の葉の付け根に小さな黄色の花が普通3個ずつ咲く。雌雄別株。果実は直径約6mmの球形で、11〜12月に半透明の淡黄色に熟す。果肉は粘り気があって鳥のくちばしにくっついて運ばれたり糞と一緒に出ても粘り気はなくならないので木に付着しやすい。