「ことば」カテゴリーアーカイブ
原子力廃炉するにも原資力〜山陽新聞に掲載
原子力廃炉するにも原資力
が山陽新聞のちまた欄の時事せんりゅうのコーナーに掲載された。
巨額の資金を投入して原子力発電所を建設し、放射能のゴミの処分もできずにドラム缶に詰めたまま。
廃炉にするのにも、また巨額の資金が必要とされる。
資金だけでなく、その中にある放射性物質は未来の人への置き土産になっている。
福島の原子力発電所の後片付けもなかなか進まず、数十年かかるとも。
一体どうするのだろう?
原子力があったから電力がまかなえたという意見があるが、原子力を使うために火力発電、水力発電を制限していったという現実もある。
きれいにならないものは早急に処置してもらいたいものだ。
No tags for this post.今冬、初の大雪着雪注意報
ロウバイが数輪、咲いていた
Word原稿用紙に空白の1行
Wordで原稿用紙を設定してテキストエディタから貼り付けして使っていたらあるページの最後の1行が空白。
その前には改行がされていて、それを削除すると次の段落がくっついてしまうし、改行前に文字数を加えても1行空白のまま。ネットで色々調べてやってみるが、うまくいかない。
そんななか、
ぜんばのブログ
任意の文字数と行数のマス目付き原稿用紙を作成する方法 (2) [Word]
というページを見つけ、原稿用紙をそこからダウンロードして作成してみると、無事空白行はなくなった。
さらに、ワードの原稿用紙では基本的にはフォントサイズも10.5ptに固定されているようで、もちろん、それを変更することもアレコレするとできるようだが、このダウンロード版のほうが遥かに簡単に、普通のワード作業のようにできる。
ここのサイトには、行数、文字数の様々な仕様が作られている。
ありがたいサイトだ。
タビのそばで足袋づくり
テキストエディタ秀丸での変換・削除
今まで、文字を別の文字に変換するなどは、検索・置換で行ってきた。
今回、18000件を超える大量のエクセルデータの列から、半角カタカナを全角にするに当たり、エクセルのVBAでなんとかできるかな?くらいに考えていた。ところがその列には半角カタカナにくっついて、数字と漢字まである。なかなか手ごわい。
いろいろググっていて、秀丸で不要な文字を削除、半角カナを全角に変換するというのがあり、今まで余り考えたことがなかった。今回その方法で行ってみた。何度かやり直さなくてはならないことも生じたので、注意することも含めて確認の意味でここにまとめておく。
変換したい列をコピーして、秀丸に貼り付ける。その後は置換という形て削除したい文字を空白文字に置換する。
置換で行える検索文字の設定について
アルファベットの削除なら[a-z]
数字の削除なら[0-9]
「・」「・」「,」は普通に「・」「・」「,」を検索して削除で良いが、
ピリオドの削除は注意
「.」だけを入力して置換を空白にして置換すると、行全体の文字が削除される。ピリオドだけを削除するときは「\.」(「\」は円記号ー以下同じ、にピリオド「.」)と検索文字に入力して空白文字に置換
()を削除するには「\(\)」と検索文字に入力して空白に置換
http://www.shuiren.org/chuden/teach/hidemaru/seiki/index-j.html#chuui
すべての漢字を削除 [亜-黑]
[ぁ-ん] 全角ひらがなを検索
[ァ-ヶ] 全角カタカナを検索
という設定ができるということで、今回はじめて利用した。
また半角カナを全角に変換するのは
文字を選択して編集>変換>カタカナのみ全角、と選んでクリックすれば半角カタカナが一気に全角に変換される。
秀丸のメニュースクリーンショットは、Win10に標準装備(アクセサリ内)のSnipping Toolを利用して撮る。普通にはCtrl(あるいはAlt)+PrtSCでスクリーンショットを撮影するが、メニューの場合はCtrl(あるいはAlt)を押した時点でメニューが消えてしまって写せなかったのが、Snipping Toolで撮ることができた。
ピューリッツァー賞を、Kendrick Lamar のアルバム『DAMN.』が受賞
先程、メールで送信したものがHTML形式だったので、Youtubeの表示ができなかったようです。テキストファイル形式で送信してみます。
新聞等の印刷報道、文学、作曲に与えられる米国で最も権威あるピューリッツァー賞を、
Kendrick Lamar のアルバム『DAMN.』が受賞したことをNHKニュースでも取り上げていた。ラップ作品としては初となる快挙としてネットでも話題になっていた。 NHKでは差別反対のデモの中でも彼の「Alright」の歌が叫ばれていたと映像付きで紹介されていた。
ラップなどほとんど聞いたこともないので、この機会にYoutubeから引用しておきたい。
先ずは「Alright」から
[youtube https://youtu.be/_vAiFz0aXgY&rel=0 ]・・・過去のショートコード使えず
続いて『DAMN.』の中の「Feel」
[youtube https://youtu.be/oGFktmKtQgM&rel=0 ]・・・過去のショートコード使えず
—
K-9 Mail で Android Galaxy S8+から送信
!タグ!テキストファイル形式,ピューリッツァー賞,Youtube,Kendrick Lamar,『DAMN.』,NHK,差別反対,Alright,Feel,K-9 Mail
六十六部日本廻国巡礼納経札ー十和田市
Facebookへの連携ができなくなった。
パイナップル、万両、フウセンカズラも身を寄せ合って
念佛寺寺報「摂取」第55号の掲載
寺報をホームページにアップせずに3号分もためていた。
今回ホームページの体裁をつついていてやっとその事に気づいた。
今回一気に53号、54号、55号と「念佛寺寺報」の目次ページにリンクを設置しました。
連載記事としている「念佛寺の由来」の第2号となります。今後、どのようにふくらませることができるか、お楽しみにしていただければ幸いです。
2月の読書のまとめ~読書メーターより
2月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3115
ナイス数:862
ソウルケイジの感想
姫川玲子の活躍。殺人事件は悲しいものだが、犯人の胸の内を考えるといたたまれない。それにしても、殺された人物の特定って大変な作業だ。2月のうちに読みきれないと諦めながら、今日の午後から続きを読み始めたが、一気に残りを読み切れた。暴力団、ヤミ金、フロント企業などと、狙われた者たちの悲劇と抵抗。地道な刑事たちの捜査の賜物だ。玲子の周りの人間関係も楽しませてくれた。
読了日:02月28日 著者:誉田 哲也
我ら荒野の七重奏の感想
楽しく読了。部活動の保護者会はいろいろ大変なこともあるようには思っていたが、この吹奏楽部の保護者は大変だ。それにしても、山田陽子さん、凄いね。頼もしい。敵に回したら、かなり厄介そうだけど。吹奏楽の演奏への保護者の関わり方の負担がこれほどあるとは思ってもみなかった。陽子さんも他を批判するだけでなく、よくぞここまでやったものだ。ゴルビーとその娘の最後の関係には思わず涙を誘われた。加納さんの他の作品も読んでみたくなった。陽子シリーズもできるといいかも。
読了日:02月25日 著者:加納 朋子
おらおらでひとりいぐもの感想
2018年1月16日の史上2位の高齢で第158回芥川賞受賞ということで読む。東北弁も多く、わかりにくいところもいくつかあったが、方言故に、心の中の声が聞こえているようでよかった。古臭い考えや方言から逃げようともしていたのに。夫の周造を愛するがゆえに、自分を犠牲にする桃子。新しい生き方を求めていたのにと思い返す場面など、方言がよく響いてきた。周造を亡くしたときも。自分の考え、心の中の多くの自分と向き合っているのが、羨ましくもあった。一人でもこんなに多くの話ができるんだね。
読了日:02月23日 著者:若竹千佐子
屍人荘の殺人の感想
本屋大賞ノミネート10冊目。タイトルからして恐ろしそうな内容。殺人事件だけならドラマなどでもよく目にするが、こんなものまで出てくるとは。この手のものが出てくると、かなり引いてしまう。それは殺人犯も想定外だったのだろうが、それを利用した策はすごいと言えるのかも。それにしても面倒なトリックをやったものだ。解きほぐされていきわかった気にはなるが、面倒だ。ハウダニットも明らかになるが、果たしてあの関係性でここまでやれるのだろうか。身近な人がこの手の姿になった時に、エイッとやれるのだろうか。
読了日:02月22日 著者:今村 昌弘
ノーマンズランドの感想
姫川の活躍!過去に映像化された俳優が常に頭に浮かんできて、それはまた楽しめた。警察内の縄張り、北朝鮮拉致被害者と遺族、政治との関わり、検察官と、いろいろ絡んできて読み応えがあった。
読了日:02月16日 著者:誉田哲也
おもかげの感想
早々に、定年の日に倒れ意識不明になる主人公の竹脇。この先?そんな心配はなかった。意識のない竹脇の奥底の中で65年の人生が記憶の有無に関係なく走馬灯のように巡る。不幸と思える生い立ちながら、人にめぐり逢い、立派に人生を過ごしてきた。「貧しい家の子が金持ちの子に負ける理屈はない。親のない子が親がかりの子に負ける理屈もない。」「僕にとってのアリガトウゴザイマスは、感謝の言葉である前に、自分が生きていくために唱え続けなければならぬ、呪文のようなものだった」この言葉、誰にでも当てはまりそう。
読了日:02月12日 著者:浅田 次郎
銀河鉄道の夜の感想
きれいな影絵が素晴らしい。苦学のジョバンニにとってカンパネルラの温かい接し方が嬉しいものだ。他の子どもたちのいじめの態度もカンパネルラの言葉で救われる。2人の銀河鉄道の旅での会話が心に響く。「お母さんは、きみがいるっていうことだけでしあわせ」。サソリ座のいわれから他のために尽くすことの大切さが伝わる。そのように生きたカンパネルラ。「世界ぜんたいが幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」という賢治の言葉はいつまでも実現できないのか。いや、自分は井戸に落ちたサソリの願いに近づけるのか。
読了日:02月10日 著者:宮沢 賢治
ふゆねこ (講談社の創作絵本)の感想
ちさとのお母さんは早くに亡くなったところから始まる。病気?事故?星になったとお父さんから聞いても、その星も見つからないから寂しかったね。そんなときにふゆねこがやって来て、お母さんのやり残したことをしてくれた。さらに祖父母がお母さんがちさとへと願っていた白猫を届けてくれた。ちさともお母さんと関わるものと一緒に過ごせることで寂しさも和らぎそう。丁寧な優しい絵とともに。
読了日:02月10日 著者:かんの ゆうこ,こみね ゆら
崩れる脳を抱きしめての感想
本屋大賞ノミネート9冊目。研修医ウスイと、脳に大きな爆弾を持つユカリとの淡い日々の物語。なんて思ってたら、ミステリーと発展し最後の最後まで楽しんだ。末期患者へのDNR(心肺蘇生をしない)の確認まで行われていた。余命数ヶ月の患者の日々の生活をどう過ごさせるか、今後も大きな課題だろう。もちろん患者自体がどう過ごしたいのかも。生きる意味があったのか、これからはあるのか。生きる意味を本人や周りの者がどう創造するのか。重篤患者のみならず、すべての人の明日の命の保証はない。さて私の生きる意味は?
読了日:02月08日 著者:知念 実希人
AX アックスの感想
本屋大賞ノミネートの8冊目。一流の殺し屋で恐妻家の兜。恐妻家を描く場面で殺し屋とのギャップがありすぎて笑えてしまうし、頷いてもしまう。殺し屋に指令を出す者とのやり取りも、張り詰めながらもどことなくユニーク。兜の人情深いところも味わい深かった。ターゲットのことやその理由を知る必要もないというのも分からないではないが、知りたかった。FINEの章は更に楽しめさせてもらった。いろいろ予想も立てながら読んだが見事に外れ、さすがそうきたか!
読了日:02月05日 著者:伊坂 幸太郎
騙し絵の牙の感想
本屋大賞ノミネートの7冊目。大手出版社の雑誌編集長の速水。出版業界の低迷し廃刊が相次ぐ中で、上司の圧力を受けつつ速水が手腕を発揮するのに惹きつけられた。場の雰囲気を和らげ自らに引き付ける話術とパフォーマンスには、あてがきされただけあって場面が目に浮かぶようで楽しめた。出版業界、書店、電子版書籍、ネット通販、作家、二次製品など多くの関係が絡むことで、編集に携わる人の大変さが少しわかった。会社としての舵取りと社員、リストラなど抱える問題の大きさに改めて気付かされた。終盤でタイトルに納得、感動。
読了日:02月04日 著者:塩田 武士
みつけよう! ふゆ (みつけよう!) (みつけよう! 4)の感想
寒い冬、外に出たくないですね。我が家の方では雪に覆われています。でもこの絵本からは冬を見つけようと。春や秋を見つけようというのはよく聞くが冬を見つけようというのに初めて出会った。出不精になる子どもたちと、もちろん大人も、こんな冬をいっぱい見つける楽しさを味わいたいものです。よし、これからウォーキングに出てみます。
読了日:02月01日 著者:ビーゲン セン
おふくさんの感想
おふくさんたちの可愛いふっくら顔がいいですね。怖い顔の鬼さんをどうしたら笑わせられるかいろいろ考える。自分たちの幸せばかりでなく他人をも幸せに考えようとするところは、日常生活でも取り入れたいものです。おにさんって、どうして豆が嫌いなのかな?笑いながら読むことができて、おふくさんたちに感謝です。
読了日:02月01日 著者:服部 美法
くろねこかあさん (幼児絵本シリーズ)の感想
くろねこかあさんと、3匹のしろねこと3匹のくろねこ。赤ちゃんを産んだお母さんから黒猫3匹分が切り取られ、空いた穴が白猫3匹分に描かれるユニークさ。それに文章もぴったり。ほぼ同じ形の子猫たちだったが少しずつ違っていて、ペアを探し合うのも面白いかなと思う。最後の寝たところでやっと白猫にも目がついた。
読了日:02月01日 著者:東 君平
読書メーター
1月の読書記録 13冊~読書メーターより
1月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:3825
ナイス数:633
ねこのシジミ (イメージの森)の感想
捨て猫でも何とか人のうちで飼われてよかったね。でもシジミって面白い名前をつけられたものだ。我家の猫もそんなふうに言われてるのだろうか。シジミを藤崎さんって呼ぶお母さんの発想力はすごい!どんな思考回路なんだろう?あやかりたい。猫に起こされる場面で大笑いした。我が家も真っ先に起こされるのは私。妻は・・・。シジミのような活躍はないが、夫婦の会話のかなりの部分を猫が引き受けてくれている。
読了日:01月31日 著者:和田 誠
たゆたえども沈まずの感想
多くの資料をもとに史実とフィクションを織り交ぜた本作にも圧倒される。ゴッホの生涯と日本人の画商との関わりなど、この作品で知ることができた。美術作品に対する当時の人々や画商の受け止め方によって、左右されてしまう。今では大変な価値だが生涯に1枚も売れてなかったとは。林忠正さんや重吉もなぜ売ろうとしなかったのだろう?価値をつけるのは一般の人というのも理解できるが、画商の見る目も影響をあたえると思う。ゴッホの絵がどうやって日の目を見るようになったのかも描いてほしかった。
読了日:01月31日 著者:原田 マハ
百貨の魔法の感想
星野百貨店の社是、heart,hope,healing,home(真心、希望、癒やし家庭)、がこの物語そのものである。特に第一幕「空を泳ぐ鯨」、第四幕「精霊の鏡」では感動で涙することが多かった。コンシェルジェ芹沢結子と白い猫の存在にわくわくさせられ、その他の百貨店に勤める人たちのお客様たちの話に感動をたくさんもらえた。「笑顔が一番の魔法なの」という言葉は心に留めたい。自分を幸せにするだけでなく、周りの人をも幸せにする魔法だ。修行をしなくても誰でもできる魔法。皆で魔法を掛け合おう!
読了日:01月29日 著者:村山 早紀
星の子の感想
本屋大賞ノミネート作ということで読む。病弱な子を元気にしたいということで、力のある水からしだいに何か宗教的なものにとらわれていく家族。親戚とも距離を取るようになり意見が耳に入らなくなっていく。子どもがその中に取り込まれていくのは、なんともいたたまれない。もっと自由にいろんなことができる環境をつくってもらいたかった。作品の意図を読みきれなかった。
読了日:01月24日 著者:今村夏子
キラキラ共和国の感想
「ツバキ文具店」の続編、本屋大賞ノミネート作ということで楽しみに手にする。鳩子さんに家族ができてよかった。康成さんへの手紙とか、美雪さんへの手紙などには感動する。美雪さんをこんなふうに思えるって鳩子さんも本当にいい人だね。レディ・ババへのミツロー、QPちゃんの言葉に、ポッポちゃんも家族の大切さを改めて感じじたね。「目を瞑ってキラキラ、キラキラ」「自分が幸せになることで仕返し」「一生のうちに一人でも幸福にできたら自分は幸福」幸せがいっぱい詰まった小説だった!次作でレディ・ババさんも幸せにしてあげて。
読了日:01月24日 著者:小川 糸
さよなら、田中さんの感想
小学校4年、6年時の作品を改訂し、新たに書き下ろしてこれだけの小説が書けるなんて素晴らしい!将来が楽しみ。表題作は最後にあり同級生から見た主人公が描かれていた。それ以前の4つの章は田中花実さんが主人公。母子家庭で知りたいこともいっぱいありながら、母親のたくましく明るい生活ぶりに、楽しく過ごしている主人公が描かれていた。周りに迎合することなく人と接し力強く生きる姿が良かった。文章表現も豊かでとても中学生とは思えない作品に出会うことができた。
読了日:01月22日 著者:鈴木 るりか
ランニング・ワイルドの感想
呉市主催のアドベンチャーレースに出場した和倉たち。オリエンテーリングをしながらランニング、シーカヤック、バイクで制限時間のあるチェックポイントを通過して競う。開始間際の1本の電話から和倉には新たな試練も加わる。チームのキャップとして、そして個人としてどうメンバーや大会に臨むか。自らの職務との絡み。ゴールできるのか、要請に応えられるのか、家族は、職務は? 読みながらこちらまで息が上がってしまうようで楽しめた。
読了日:01月21日 著者:堂場 瞬一
ときどき旅に出るカフェの感想
瑛子さんが訪れるようになった憩いのカフェ・ルーズ。店主・円さんの作る海外の飲み物やスイーツのあれこれ。この小説を読んでいるだけで飲み物や食べ物を頂いているようでホッとできてしまう。10のそれぞれの話は最後に解き明かされてスッキリと終わる。仕事にしても生活にしても、常識と思えることが、自分だけの狭い了見だということが多々あるということも感じた。幸せな生活ってどんな生活?人それぞれの幸せな生活の感じ方があるのだろうが。
読了日:01月16日 著者:近藤 史恵
漫画 君たちはどう生きるかの感想
80年前に出版されたものが漫画として再登場というのもすごい。50年ほど前に私も原作を読んだこともあり、今回手にする。この漫画を多くの小中学生のみならず我々大人も味わいたいものだ。すべてが漫画ではなく、おじさんからコペル君への手紙やノートの文章は文字でしっかり記され、原作も大事にされている。多くの人との関わりの中で生き、過ちをしても正しい道に向かうこと、自分で自分を決定する力を持っていることなど、今の社会でも訴える力を持っている本だ。悩む子を優しく導くおじさんになりたいものだ。
読了日:01月15日 著者:吉野源三郎
ふたごの感想
作者のミュージシャンSEKAI NO OWARI のSaoriとしての活動もよく知らなかったけど、直木賞候補の作品ということで手にする。活動を始めるまでの様子や心の動きが、独特に表現されていた。ふたごと月島に言われてもそう思えない夏子。そう思えないと言われても一緒にいないと落ち着けない夏子。落ち込んでいる時の月島の言葉「いいじゃん、俺は寂しそうなやつって、魅力的だと思うよ」「仲良くなれるからさ」こんなふうにいえる月島はすごい。辛く思っている人にこんな素敵な言葉が言える人っていいなぁ。
読了日:01月14日 著者:藤崎 彩織(SEKAI NO OWARI)
神さまたちの遊ぶ庭の感想
福井から北海道大雪山の近くのトムラウシに山村留学した宮下家族の1年間の軌跡。氷点下20度を度々下回る冬とか、最高気温が20度に達しない夏、数人のクラスの様子、作者だけでなく読んでいるものも驚きばかり。地区の人と一体となっている学校の楽しそうなこと。勉強も必要なことだが、大人と子どもが知恵を絞りながら充実した日々を過ごせるのは、とても素晴らしいことだ。生きる力はとても強い。よそから入ってくる人を受け入れる地域の人たちの包容力もすごいものだ。
読了日:01月11日 著者:宮下 奈都
ホワイトラビットの感想
なかなか乗れなかった。後からあれは、この人は、なんて出てきて、面白さを感じる前に冷めてしまった。何とか最後までは目を通す。
読了日:01月08日 著者:伊坂 幸太郎
彼方の友への感想
感動しながら読み終えた。戦前戦後を通して女性雑誌を関わり続けてきた佐倉ハツ(波津子)の熱い胸の内がよく伝わってきた。目に見えない多くの読者を「彼方の友」として、戦中の苦難の中でも「友へ、最上のものを」と夢を与え続けた。雑誌の付録であったフローラ・ゲームのカードや、波津子の親しむ言葉遊びの音符が、物語の中で波津子らの心の思いを強く印象づけていた。戦争による文芸への圧力、出兵によって多くの人材の消失の中でも「友」を力づけようとする波津子らに胸打たれる。最後の音符やペンに涙腺は緩むばかり。
読了日:01月06日 著者:伊吹 有喜
読書メーター
Excel(縦書き)からWord(縦書き)へ貼り付け
エクセルからワードへの文書の貼付けについて今後手間取らないように覚書とする。
今回、参加している俳句教室の投句一覧を冊子にしてはどうかという声が上がり、作業を始める。毎月の俳句教室のときには皆さんの投句を一覧にするにあたって、同一人の句が連続しないようにと、エクセルで作成し、マクロVBAでシャッフルして並び替えるという作業をしていた。冊子にするにはワードのほうが体裁などを整えるのに便利だろうという今までの経験からワードに移しかけて手間取ったので、今後同じようなことにならないように覚えとしたい。
(成功例)縦書きに表示している俳句一覧表を、一度別シートに横書きに貼り付ける。これはコピーした表を「行列を入替えて」貼り付けを行う。これについては
エクセルVBA8「並び替える」の7
そのシートで「横書き」に設定しておく。
必要な範囲をコピーしてワードに貼り付ける。エクセルとワードとの連携作用なのか、1行目はタイトル行のような扱いで2行目との段差がついて貼り付けられるようなので、エクセルシートでも1行目にタイトルを入れて、その位置から選択して貼り付ける。
その表の肥大上の「+」(下の図の1)をクリックして全体を選択し、「表ツール」>「レイアウト」(下の図の2)>「データ」(下の図の3)>「表の解除」(下の図の4)とクリックしていく
メニューが表示されるので、句集の体裁を作りやすい「タブ」を選択して「OK」をクリックする。
俳句と氏名の一覧がエクセルやワードの表から開放された。
これは横書きのままになっているので、再度コピーして、俳句集を作成しているファイルに「貼り付け」をしていく。
(失敗例)縦書きで作成したエクセルの表をコピーしてワードに貼り付けると、上段の句の欄が次々に並び、その後に名前だけが並ぶということになり、どれが誰の句かわからなくなった。
(1)割り付けるときに、エクセルの縦書きの表を選択して、ワードに貼り付けるときに、ショートカット「Ctrl+V」ではルビなどが入っていると上段と下段の幅が代わってくるので、貼り付けるところで「右クリック」>「貼り付け先のスタイルを使用」して貼り付ける。
(2)この表の列を上下合わせながら表を解除しても、句ばかりの行のあと、作者ばかりの行となり、後の作業がとてもやりづらい。
No tags for this post.漢字検索にも面白い!IPA MJ文字情報検索システム
「IPA MJ文字情報検索システム(簡易版)」なるサイトは文字入力ソフトが対応していない文字も検索できる。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は日本字の登録などの文字を表示するためにフォントの制作や検索などができるようなシステムを開発しているようだ。パソコンを始めたころは入力できる文字の種類が少なくて、経本を自作しようとしてずいぶん苦労したことが、思い出されてしまう。当時は4000文字前後ではなかっただろうか。それが6万字も表示できるという。
フォント「IPAmj明朝フォント」を「窓の社」からダウンロードした。このフォントは6万もの文字が入っているということだ。
「辺」というじでこれだけの異体字が表示される。
No tags for this post.「外郎売の科白」 あなたは分速400(280)文字クリアーできますか
8年ほど前に少しでも歯切れよく話せないものかとインターネットを検索しているうちに、早口言葉の1つとして「外郎売の科白」というものがありました。歌舞伎の演目の中で二代目市川団十郎が述べていたようです。アナウンサーや司会者、演劇関係者にはよく知られているようでした。
そこで「外郎売」の科白をホームページ上に作成し速度に応じて読みあげるようなことができないかと思って作成していたものです。
このたびホームページをご覧になった方から、いくつかの字句が間違っていないかとのご指摘をいただき、元の参考HPだけでなく、ウィキペディアなども参考にして下記のように変更した。
これは「外郎売」の科白を分速400文字ほどで流していくページです。このほかに外郎売りの科白ー分速280字や「外郎売ういろううりりの科白せりふ」印刷用のページがあります。
分速280文字でも私はなかなかクリアーできません。皆さんはいかがでしょうか。
1月の読書記録 11冊~「炎の塔」イチオシ~読書メーターから
「炎の塔」が本屋大賞ノミネート作に入らなかったのはとっても残念だ。すごい迫力ある作品で映画にぜひしてもらいたいものなんだけど、監督や制作者もその凄さを描ききれないからだろうか?はたまた建設会社や設計者がそんなことあるはずないと確実に言い切れないから映画などで描いてほしくないからなのか?残念でならない。
2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3040ページ
ナイス数:758ナイス
植物たち (文芸書)の感想
植物の姿、性質、花言葉などに擬えた7短編集。コウモリランの「にくたらしいったらありゃしない」はどちらともが着生してそうだ。ひなげし(虞美人草)がオセロの眠り薬として登場していたとは。「いろんなわたし」はひなげしが風に揺らされているようで母娘が切なかった。「村娘をひとり」はもっと違う内容に作って欲しかった。残念だったのは各章の最初の花のイラストがテーマの花と関わりのないものだった。ホテイアオイならその絵を載せて欲しかった。図鑑で確認しながらの読書となった。
読了日:1月31日 著者:朝倉かすみ
インドクリスタルの感想
水晶は宝石類とか占い師の玉しか浮かばないがと近代工業で使用されると改めて知った。現地に行きより高品質のものを手に入れる苦労、インドゆえに多くの言語、民族、カースト制の名残、教育水準の低さなど困難を極めたことだろう。直接買い付けに行く社長藤岡と先住民の少女ロサの関わりが興味深かった。ロサの能力には驚くが、いそうに思ってしまう。もっと早い段階に日本の教育を受けさせていたら凄い女性になっていたかもと思う反面、オーストラリアのような受け入れも特別進級も日本ではできなそうで日本の教育を残念に思う。
読了日:1月31日 著者:篠田節子
スーツケースの半分はの感想
こんなスーツケースを持って旅に出たくなる。ひとつの青いスーツケースがいろんな人を結びつけ幸せを感じさせてくれる心温まる作品。最後になってスーツケースに込められた思いが明らかにされてきて胸が熱くなる。こんなに思い出いっぱいを詰められると旅行に行った人はもちろんだが、それを貸してあげた人、元の持ち主、プレゼントした人、作った人、多くの人の幸せにつながっていくようで、とっても良かった。
読了日:1月27日 著者:近藤史恵
花さき山 (ものがたり絵本20)の感想
いいことを一つしたらきれいな花がひとつ咲く。この絵本も好きだ。小さな子どもたちに何度も読み聞かせたいお話だ。自分は今までいくつの花を咲かせることができただろうか。どんな花を咲かせただろうか。これからいくつ咲かせることができるだろう?たくさん綺麗な花を咲かせたいものだ。
読了日:1月27日 著者:斎藤隆介
じごくのそうべえ (童心社の絵本)の感想
数年ぶりに読んだ。20数年前は我が子たちに何度も読んでやった本だ。声に出して読むと15分。枝雀や米長の落語もまたCDで聞きたくなる。あの長い話がこの1冊に面白さも凝縮されている。妻が関わっている「風の子文庫」で毎週読み聞かせをしていて、本日妻の当番。私が飛び入りでこの本を17名の保育園児たちにさせてもらうことができました。何年も前にやってこれが2度目。面白さたっぷりの絵本です。怖そうな閻魔さんや鬼たちさえも笑いをそそる。たくましいそうべいたちだ。
読了日:1月27日 著者:田島征彦
我が家のヒミツの感想
6話の短編どれもがよかった。イチオシは最後の「妻と選挙」。夫の行動に感動して目が潤んだ。「妊婦と隣人」はありそうでこっちまで紙コップで息を潜めて聞き入ってるような気分になった。最後の方で妊婦の行動には大丈夫なの?って心配したけど、赤ちゃんの力が偉大だったのかな?凄い功績だ。他の人のことを知りたくてもなかなかわからないもどかしさ、自分だけが知っているあのこと、知って良かったりそうでなかったり。人生いろんなところで楽しみがありそうです。
読了日:1月24日 著者:奥田英朗
メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官の感想
刑事、鑑識、監察医なだ犯罪捜査に関わる作品が多いが、法医昆虫学捜査官に初めてであった。死体に群がる昆虫、死後の経過時間などがそこから解明できたり、場所の特定にもその昆虫の生態から迫って行ったりと、初めて出会う犯罪捜査だけに興味深いものがあった。赤堀涼子のどことなくほんわかしたような存在でありながら顕微鏡で捉える緻密な作業、小さな虫を山村の中から見つける方法、等々面白かった。虫と人のDNA一致で特定するなんて驚きだ。肉眼で見落としてしまうものも”無視”できない。
読了日:1月20日 著者:川瀬七緒
心臓異色の感想
星新一の世界のようで7つの短編がみな面白くて一気に読めた。「家を盗んだ男」この泥棒はなんでも盗んだ。家まで盗むってそういうことなんだ。でも心は腐っていなかった。盗みたくないものができたために、そこを去るなんて切なかった。心臓移植もこんな時代になると気楽に移植ができそう。でもこれはあまりに異色だった。「踊るスタジアム」が東京オリンピックに生かされたら超安上がり施設になるのにね。私たちの今の生活は100年後、500年後にどう刻まれているのだろうと考えると顔を上げられるのだろうか。
読了日:1月11日 著者:中島たい子
モナドの領域の感想
片腕、片脚がとバラバラ死体遺棄事件かと推理小説の気分で読み始めていたら、GODが出現。筒井作品は初のように思う。GODの言葉は哲学の解説書のようであり私には難しかった。終末にGODのお告げで事件も解決。予言されてもそれを変えることもできないとなると、私は聞かない方を選ぶかもしれない。
読了日:1月11日 著者:筒井康隆
世界の果てのこどもたちの感想
満州に楽土があるかのように言われ生活した人たちの物語。いくらかは知っているつもりたったが、この作品からその酷さがより伝わってきた。日本人、朝鮮人、中国人。朝鮮の植民地化から満州事変、日中戦争、戦後、朝鮮戦争と大きな時代のうねりの中で生きてきた3人の女の子の目を通して描かれている。差別が当たり前に思われていた時でも3人を結びつける絆があった。残留孤児として中国人に育てられた珠子の周囲の暖かさや子どものころの人との接し方が自らを救ってくれたのだろう。終末は感動で涙が止まらなかった。
読了日:1月10日 著者:中脇初枝
炎の塔の感想
凄い!映画になってほしい作品。超高層ファルコンタワー火災。最新の防災システムに基づいた建築物だったはずがなのに、オープニングセレモニー当日にこんな事になるなんて誰が想像できただろうか。見えないところで火災が発生し、拡大。このビルに集まった政治家・著名人・一般客・ビルのオーナーや従業員の対応が生き様を示していた。時刻の表示が危機感を高め、次々に起こる事態に惹きつけられながら読了。女性消防隊員・神谷夏美が一人になってからの最上階の1000人救出劇は圧巻だった。凄すぎて映画化は無理か?!
読了日:1月7日 著者:五十嵐貴久
読書メーター
「旧暦-西暦の相互変換」で天平元年(729年)まで遡れるようにする
以前から作成していたホームページ内の「旧暦-西暦の相互変換」で、
天平1年(西暦729年)1月1日から明治5年(西暦1872年)12月2日までの旧暦(太陰太陽暦)を西暦、現行の太陽暦として世界各国で使用されているグレゴリオ暦、の日付に変換できるようにしました。
先日も「感想はこちらへ」のホームページを利用したメール送信を利用して、このサイトをご覧になった方からの問い合わせもあったことから、少しでもさかのぼろうと思って今までより50年ほどさかのぼれるようにしました。
このページも9万カウントを越えていて、利用してくださっている方もあるのだと作成した意義を感じているところです。
このページ作成の発端は西行の
ねがはくは花のもとにて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ
の短歌がきっかけでした。[きさらぎの望月]に桜が咲くのかな?という些細な疑問からでした。それからこの旧暦と西暦を変換するスクリプトを他の方のものを参考に、「日本史小百科」を読みながら作成していきました。それにより
西行は文治6年2月16日、河内葛城山の西の麓の山里で亡くなった。文治6年2月16日は旧暦ー西暦の相互変換で西暦 1190年 3月 30日です(現在使用されるグレゴリオ暦)。釈尊涅槃の日に入寂したといわれている。享年73。
ウィキペディアとの西暦月日が違っているので、質問もしたら以下のような回答が寄せられました。
西行の没年月日の西暦表示について
これにより
セル内の漢字を書き出し、必要なところにルビを打つ~エクセル・マクロ・VBA
セル内の文章の中でいくつかの漢字にルビを振ろうとしてセルをルビ表示にすると、すべての漢字が入力したときのルビが表示されてしまう。2,3の漢字だけでよいのに、不必要な漢字のルビを編集で削除するのは細かい作業となり、大変です。またどこかからコピーしてセルに貼り付けた文章であれば、ルビ表示にしてもルビが表示されない。そこでそのような必要がある時に、セルの中の漢字を取得
し、セルに一つ一つ書き出し、必要なところだけルビとしての文字を入力しておけばよい。ここでは漢字を抜き出すマクロを書き留めておく。[々][〃]も取得するとしたが、「二」のくずしのユニコード「U+303B」は取得できない。
その記述は私のHP「エクセルVBA5「検索・抽出・表示」の「7 漢字を取得しセルに書き出す」
にアップした。またそのファイルは次のような形のものです。3,4行目は文字が入力されると背景色がつくように条件s付き書式設定をしています。
3行目に6行目の文章の漢字を抜き出し、4行目に必要な漢字の下にルビを振るように設定しています。サンプルファイルはリンク先ページにおいています。