歴史の中でメディアの発達が各種の変革を刺激した例は多い。(読売新聞2011.1 2.11地球を読む。山内昌之)

16世紀の宗教改革は、グーテンベルクの活版印刷術の発明がもたらした活字メディアの普及の賜物であった。1520年にドイツで出された全出版物200冊のうち、133冊が宗教改革者マルティン・ルターの著作なのだ。(以上引用)

印刷術の影響は理解していたものの、200冊のうち、133冊もの割合を占めているというのは驚きであった。
133冊も書いたルターの力とともにそれを出版しようとする出版社の力ですね。
メディアの力を改めて感じました。
ソーシャル・メディアの匿名性は、責任のあり方との関係をどうなっていくのだろう。責任のある言動をしたいものだ。

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ぐちゅぐちゅとこねてまるめた蒟蒻量も愉快もともに三倍#狂歌 #photoikku

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こんにゃく芋を作りはじめて二年目になり、大きな芋を使って、こんにゃく作りに初挑戦。
1.芋を柔らくなるまで煮る。
2.芋1キロに湯3リットル。
3.ミキサーにかける。
4.ぐちゅぐちゅと糸を引くくらい(100回くらい)こねる。
5.炭酸ソーダ30gを湯200ccで溶かす。
6.それをこねたこんにゃくの鍋に入れ素早く混ぜる。
7.底に凝固液が残らないように、こんにゃくも全体をよく掻き混ぜる。
8.10分ほど寝かせたあと、上から押さえるようになるめる。空気を抜くことになる。
9.適当な量を取り、水で濡らした手で形をなるめながら整える。
10.沸騰した湯の中に入れ30分から60分にる。次第に大きく固くなる。
11.引き上げて水につけて凝固剤を流す。
12.調理するときも湯がして灰汁を出す。

8.9.を、
8.バットに入れてなるめ、上から押さえるように空気を抜く。
9.辺に沿って離しまな板にひっくり返し、適当に切ってから沸騰している湯の中に入れる。

芋に混ぜる水の量はレシピではもう1,2リットル多かった。どこまでが良いかは好みによりそうだ。今回のできは固くてよかった。

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この雲は明日の天気を何と告ぐ#mysky #photoikku #川柳

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一日中、雪が降り続いた9日。
夕方の西の空はこんな顔をしてました。
この顔は美味しい顔ではないですね。
まだ山の方は雪が降ってます。
初雪の日に大雪注意報が出るというのも、このあたりでは初めてじゃないのだろうか?
土曜日は、天気予報では曇りだったが、どうだろうか?

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カタツムリ 鼻と肛門 同じ穴(#川柳) 脱臭剤の 第一人者 #狂歌

カタツムリは殻のそばにある小さな穴からフンを出したり、呼吸したりするそうだ。
人間からすれば、大変な構造だ。
また、カタツムリは一匹の中の、精子をつくるオスと卵をつくるメスの働きを持っている、という。
石川英雄・和泉良司著『親子でわくわく自然観察ー書き込んで楽しむワークシート100ー』(農山漁村文化協会。1998.4.10第1刷)

猫鳴りの 気持ちをほどく 吾と彼#photoikku #川柳 沼田まほかる著『猫鳴り』 読了

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モンはいつでも腑抜けた様子でいたが、そのうち半眼になってグルグルグルと喉を鳴らしはじめた。猫のこういうのを何と言うか知らないが、藤治は勝手に<猫鳴り>と呼んでいる。最初は小さかった猫鳴りは徐々に大きくなって、やがて小型の雑種犬ほどもある体全体に共鳴し、ヒゲの先が小刻みに震えた。モンがゆっくりと気持ちをほどいていくのがわかった。

猫をさすりながら藤治は、自分が失くしてしまったものがどうやら<希望>と呼ばれる輝きであるらしいことに思い当たり、当惑して、魂が抜けたようにぼんやりとなった。その輝きがあったから、先の見えない闇のなかをどうにかここまで歩いてくることができたのだった…

沼田まほかる著『猫鳴り』双葉社。2007.8.25第1刷

猫をさすって気持ちをほどいていけるのは、猫だけでなく、さすっている自分自身も気持ちをほどいていけるんだよね。

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ツイート数 七五三過ぎ 師走なり#川柳 #俳句

12月になったので、ツイートの数をチェックしてみる。
自分がツイートした数は777、
フォローしている数は、525、
フォローされている数は315。
百の位を並べると、753。七五三。
777は753を過ぎた数。
でも、次に見るときは、この数も変わっているんだろうね。

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身近な人に喜んでもらえる料理を作ろう。食べた人が、やさしい気持ちになれる 料理を作ろう。(小川糸著『食堂かたつむり』読了)さて、私は何をして周りの 人を喜ばせることができるだろうか。#読書

母がなくなってから、毎日我が家を守ってくれていたふくろう爺にも異変が。
そこには、母からの倫子宛の手紙が。不倫の子だから倫子ではなく、一生懸命、論理を守って生きてほしいという思いでつけたが?照れ隠しだったこと、自分が亡くなって食堂も開けなくなったのではないか、とまで見抜かれていた。
母の思いで改めて元気をもらった倫子は、地元の食材で、人を幸せにすることにまた歩み出した。
その人の様子を見て使う食材、料理を作る。
人に対してどう接するかだよね。幸せにするために。
(小川糸著『食堂かたつむり』ポプラ社。2008.1.15第1刷。2008.4.4第2刷)

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知る知らぬ なにかあやなく わきていはん 思ひのみこそ しるべなりけれ (橋 本紡著『葉桜』より)

先生への思いを伝えたく何度も何度も書いては先生に直してもらった字。

櫻井佳奈は小さいときから継野書道教室へ通ってる。妹の紗英の方がやりたいといって始めたのに、妹はまもなくやめてしまう。
勉強も習い事もすぐに上手になる妹。姉の数学の問題までも遊び半分で解いてしまう。
櫻井一族には優秀な人が何十年に一度現れては17歳で死を遂げる。
紗英も17歳を迎えて、一生に人がする体験をすべてやりたいと背伸びする。
佳奈は受験を前にしても書道教室へ通う。それは指導の先生への淡い憧れ。
書道で出合う九成宮醴泉銘や古今和歌集などを交えて、思いが描かれている。

橋本紡(つむぐ)著『葉桜』(集英社、2011.8.30第1刷、P247)

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たったひとつの扉からいろいろなものが取り出せることを私は知っていた。宮下 奈都著『スコーレNo .4』

書き出し部分
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薄暗い穴倉のようなところから空を見上げている。丸く切り取られた空が光る。瞬きのたびに、瞼の裏に光の文様が浮かぶ。ネガフィルムのように反転した景色と、湿った土の匂い。私の最初の記憶だ。
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この文章に引き付けられた。
主人公の津川麻子は骨董屋の三姉妹の長女。
英語が取り柄だが、自分に自信が持てない。貿易会社に就職したが、輸入靴店に出向。二年後会社に戻り、イタリアへの買い付け出張。楽しさを知る。最終部分。

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いろんな引き出しが必要だから雑食でなければならないのだと上司に諭されたとき、私は反論できなかった。今なら、違うとはっきり言える。たったひとつの扉からいろいろなものが取り出せることを私は知っていた。
どうしても忘れられないもの、拘ってしまうもの、深く愛してしまうもの。そういうものこそが扉になる。広く浅くでは見つけられなかったものを、捕まえることができる。いいことも、悪いことも、涙が出そうなくらいうれしいことも、切ないことも、扉の向こうの深いところでつながっている。
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(宮下奈都著『スコーレNo.4』2007.1.25初版第1刷。2007.5.30第2刷)

初めての作家の小説。いいものに出合えた。

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写真家森本二太郎さん、日の丸写真について「撮影者の意図がそこにあるのなら 、否定されがちな日の丸写真になってもよいのではないか」と。

新庄写真塾の夜の会で塾の会員と新庄村内の飛び入り参加者に話してくださる。日常をカメラで撮影することにより意味を持ってくる、露出やホワイトバランスもゆとりがあれば積極的に操作してみよう、などの指摘も受けました。

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