ギフト(日明 恩-たちもり めぐみ-著、双葉社、2008.6.25第1刷)の「サッド・バケイションズ・エンド」から
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南半球のどこかで蝶が羽ばたけば、北半球のどこかでハリケーンが起こる。風が吹けば桶屋が儲かると同じだ。小さなきっかけが思わぬ結果をもたらす。
先に一つ、相手に譲る。そのあとなら、こちらの条件も呑ませ易くなる。
一向に罪を認めようとしなかった窃盗犯から、自白を引き出したあとに教えたもらった言葉だ。
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ギフト(日明 恩-たちもり めぐみ-著、双葉社、2008.6.25第1刷)の「サッド・バケイションズ・エンド」から
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南半球のどこかで蝶が羽ばたけば、北半球のどこかでハリケーンが起こる。風が吹けば桶屋が儲かると同じだ。小さなきっかけが思わぬ結果をもたらす。
先に一つ、相手に譲る。そのあとなら、こちらの条件も呑ませ易くなる。
一向に罪を認めようとしなかった窃盗犯から、自白を引き出したあとに教えたもらった言葉だ。
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ギフト(日明 恩-たちもり めぐみ-著、双葉社、2008.6.25第1刷)の「自惚れ鏡」から
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嘘の種でも、努力や時間という水や肥料を与えれば、本物の実がなることもある。でも、嘘しか与えなければ、それは大きな嘘にしかならない。あなたがどう自分に都合よく考えようと、他人から見れば、あなたは大きな嘘の固まりでしかない。
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嘘から出たまこと、という言葉を思い起こした。その人の取り組む姿勢にかかっておるということですね。
ギフト(日明 恩-たちもり めぐみ-著、双葉社、2008.6.25第1刷)の「自惚れ鏡」から
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人は嘘を吐くとき、かなりの率で右上へ視線を送る。体験していないことを言葉にするには言語中枢のある左脳を使い、そして左脳は右半身を動かしているからだ。
逆に本当のことを答えるときは左上を見る。体験があるから考えることなく反射的に答えられる。イメージ脳である右脳が働くからであり、そして右脳は左半身を動かしているからだ。だかる過去の記憶を思い出そうとしているときは、視線は左上を向く。
他にも視線は多くを物語る。聴覚に関することを思い出そうとするときは左下を、動作を思い出そうとするときは右下を見る。人間の身体は、本人が思っているよりはるかに正直なものなのだ。
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こんかつを行った。婚活ではなく、根活だ。
百日紅の木が弱ってきているようだ。
昨年の夏は花の咲きようも少なく、花も小さかった。
ある人の紹介で、村松農園さんに連絡。
そして、14日に来てくださった。
福楽(ふくら)商店さんとの作業。
まずは、百日紅の木が途中から苔に覆われているのをとる作業。
圧力をかけた水を噴射してどんどん飛ばしていく。
細い末端の枝は苔も残ったところもあったが、問題ないということだった。
次に根廻に、水にとかした栄養剤を50?間隔に注入していく。
これにより、固くなった根廻の土をほぐし微生物の活動を促すということだ。
最後に枝全体を消毒していく。
百日紅の木がどのくらいの樹齢か尋ねられたがはっきりしない。
業者の方は、樹齢250年という木の作業にも携わったことがあるけど、その木よりもっと古いなとも言われていた。
寺ができた頃に植えたとしてもざっと300年ということになる。
70才を越えた人が、おっしゃっていた。
自分達が子どもの頃には、すでに太い幹でその上に股がって遊んでいたと。
業者の方はこれだけでも人を呼べる観光になる、ともおっしゃっていたが、観光にならずとも、大切にしたいものだ。
『温かなお皿』(江國香織、理論社、1993.6初版)食べ物をモチーフにした短編集。
「ラプンツェルたち」に
///裕幸の笑顔は百もの言葉になり、たちまち私を安心させる。
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「子供たちの晩餐」に
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六時のなると、もうすっかり暗くなっていた。藍色の空に、白い月が低くひっかかっている。
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「南ヶ原団地A号棟」
困ったことに僕は心がやさしい。
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心に染みたことば。