願わくは 我が身浄きこと香炉の如く
願わくは 我が心知恵の火の如く
念念に戒定の香を焚きまつりて
十方三世の佛に供養したてまつる
「南無阿弥陀佛」の御十念を称えます。「南無」は「私は信じます。私は帰依します。」ということです。したがって、「南無阿弥陀佛」というのは、「私は阿弥陀佛に帰依します。阿弥陀佛が極楽浄土に導いて下さることを信じます。」ということです。阿弥陀佛は「南無阿弥陀佛」と唱えた者を極楽浄土に導くことを誓っていらっしゃいます。
浄土宗の3つの中心となる「阿弥陀経」「無量寿経」「観無量寿経」などのお経を称える前にこの偈文「開経偈(かいきょうげ)」を称えます。
浄土宗の法要の中で出てくる摂益文(しょうやくもん)と念仏一会(ねんぶついちえ)をYouTubeから届けます。摂益文ではこのように説きます。阿弥陀仏の光明はあまねく十方の世界を照らし、南無阿弥陀仏と念仏を唱えるすべての人々を誰一人捨てることもなく、極楽浄土に救い取ってくださる。
念仏一会では数多くの南無阿弥陀仏の念仏を唱えます。南無とは「私は帰依します。私は信じます。」という意味です。つまり、私は阿弥陀仏の説く念仏の人ぴとを極楽に導いてくださるという言葉を信じて念仏を唱えます、ということです。