平田市無形民俗文化財
一式飾りは、その呼称が示すとおりあらゆる生活用品のうち自転車器具、陶器、茶器、仏具等々その一式を自由に使い分けて歌舞伎や映画、テレビ上の人物とか船、動物など奇抜な構想、技巧を凝らして飾り競う平田市独特の民俗芸術である。
一式飾りはもともと神に奉り神をお慰めしようという素朴な信仰心から発生したもので、寛政5(1793)年原因不明の悪病が市街地に大流行したとき、平田の住民で表具師であった桔梗屋十兵衛が茶器一式で大黒天像を作り悪病退散を祈って天満宮の神幸式に奉納したのに始まる。爾来、毎年7月20日から3日間天満宮祭に町内競って一式飾りを奉納して今日まで継承されています。
平田市一式飾保存会
写真の中の説明は以上のように記されています。